研究内容 −自然に学び、これまでにない機能性有機材料をつくる−
(1-2) ナノインプリント法と精密重合との融合による階層的表面構造からなる表面機能薄膜材料の創製
多点のVan der Waals力で接着するヤモリの足、蓮の葉の超撥水性、蛾の眼の低反射性など、生物の表面微細構造に由来する特異な機能発現に高い関心が持たれています。本研究は、ナノテクノロジーのうち、Top-down法であるナノインプリント法とBottom-up法である表面グラフト重合の融合により、階層的表面構造からなる新たな表面機能材料の創出を目指すものです。右図に示すように、鉛直配列したピラー構造体にグラフト修飾することで、表面モルホロジー(形態)と化学的性質とのシナジー効果による、外部刺激応答性(親水⇔疎水スイッチング)の付与に成功しています。
関連研究例
(B-1)ナノインプリントと制御グラフト重合による階層的表面構造からなる外部刺激応答性ポリマーフィルムの創製